センスいい!素晴らしい!!
あくまで落ち着いた本雲S字に幅小の曙光を麻の葉で入れました。
大人の余裕を感じます。

「本雲S字ナナメ刺 幅小曙光入(麻の葉:濃紺1色)」




一番オーソドックスな鬼雲飾の乳革の部分に飾りを入れました。
ずいぶん印象が変わりました。
こちらは総紺鹿革仕様で、溜塗の胴台と組み合わせました。センス良し!!

「鬼雲飾り(飾り付)」




胴胸の左側に4cmで刺繍家紋を入れています。
またサメ皮をさりげなく幅小で入れました。

「上段ナナメ刺曙光入胸 部分サメ皮」 + 刺繍家紋





通常のクロザン革の変わりに紺鹿革で製作しました。
あえて、基本の本雲S字にすることで鹿革の質感を
最大限に引き立てています。

「本雲S字ナナメ刺 紺鹿革仕立」




ずっと触っていたい・・・。




かなりセンスの良さが光ります。
オーソドックスな本雲S字飾りに、
これまた昔ながらの「毘沙門」を赤や紫ではなく
濃紺1色で飾りを入れていきます。

「本雲S字飾 曙光:毘沙門/濃紺1色」




波千鳥も昔は赤や金茶で入れていましたが、
濃紺1色で入れてやるとグッと今時になります。
波千鳥の大きさもいろいろありますが、
横に8〜9個くらいの大きさが品良く仕上がる気がします。

「全面波千鳥/濃紺1色」




こちらは波型とでも呼んで下さい。
下部に波千鳥をさりげなく一段だけ入れました。
近年ベタ刺がけっこう増えましたので、それではつまらないという方へ。

「波型 幅小曙光入 曙光:波千鳥/濃紺1色」




仕上がりを見たときに自分でもびっくりしました。
生地胴との色のコントラストを最初から計算した上での
紫と白の幅小曙光とのコントラスト。
しかも、白刺っていうのが粋!
(こちらはお客様の胴ですが、相当センスいいですね。)
「上段碁盤刺幅小曙光入胸 曙光:紫/白」




よ〜く胴台の綴じ革の数を見ていただくと
通常の60本からあえて50本に減らしています。
その辺りが余裕というか、日本人ならではの引き算の美学ですね。




近年では一番オーソドックスな胴胸です。

「鬼雲碁盤(おにぐもごばん)刺 濃紺刺」




刺しの糸を濃紺ではなくエンジにしてみました。

「鬼雲碁盤刺 エンジ刺」




鬼雲の下部に幅の狭い曙光を入れました。
こちらは女性用の小さめサイズの胴胸です。

「鬼雲曙光入 曙光:濃紺/紺」




シンプルかつ大胆。

「上段碁盤刺曙光入胸 曙光:濃紺/紺」




曙光の幅を狭めるとグッと品良くなりますね。

「上段碁盤刺幅小曙光入胸 曙光:濃紺/紺」



黒石目塗の胴台に組み合わせてみました。




曙光がない全面碁盤刺です。

「全面碁盤刺」




よ〜く見ていただくと飾り糸がもっとシンプルに
なっています。単純に3本線だけ。

「全面 ナナメ刺」




一番上にあった紺鹿革の胴胸とほぼ同じもの(こちらは碁盤刺ですが)です。

「本雲S字 碁盤刺」




本雲S字と同じに見えますが、S字の部分が松になっています。

「三階松」




胴胸に昔ながらの曙光を入れるなら一番似合います。

「本雲飾 曙光:ウグイス/濃紺」




胴裏もこの仕上がり!

胴裏